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b)Focus-A
Focus-Aは水深20mの海域に建設され、1辺1.5kmの正6角形で、外周は内水面の海水浄化を目的とする透過型の消波ケーソン混成堤と緩傾斜石積堤で構成している。施工は設置方式で杭式を採用し、構造棺成は中央部のシンボルゾーン3ha、その周囲に配置される居住ゾーン、その外周に内水面を隔てて配置される物流ゾーン、研究ゾーン及びエネルギーゾーンはそれぞれ62haで合計250haである(図-3.1.ll)。居住人口は六甲アイランドの1.5倍の1万人を想定している。

 

082-1.gif

 

構造体はジャケット式鋼管杭(2500φ)基礎の頂部にRCスラブを設け、この人工地盤上に各機能空間が構築されることとなる(図-3.1.12)。
各ゾーンは内水面で隔てられるため、施設内アクセスが必要で中央部と外周部は支間320mの斜張橋、アーチ橋及びモノケーブル自碇式吊橋が設けられ、交通手段として、二層式の4車線道路・新交通システムが考えられている。

 

 

 

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